2016年11月15日 (火)

さがしにきた

(わたしたちはいまから入り江をさかのぼるわ)
(都市が見えてきたら教えてよ)
(気をつけるのよ、ガリオン)
(わかってる)
「向こうのようすは?」バラクが都市の外壁の上にいる連中に目をそそいだまま、ささやいた。
「北側の崖に岩を投げつけはじめたよ」ガリオンは低い声で答えた。「アンヘグの艦隊も動きだした」
 バラクは歯ぎしりした。「全部の投石器が活動をやめるまで待てと言っておいたのに」
「船のことならあんまり心配するな」シルクが小声で言った。「岩をよけてるさいちゅうに投石器で狙いをつけるのは至難のわざだ」
「たまたま命中するってこともあるじゃないか」
 緊張して待つうちに、朝日はしだいに強まってきた。頑強な門をながめているガリオンの鼻孔に、塩からい海の匂いと常緑樹の重苦しい匂いがはいりこんできた。
(都市が見えてきたわ、ガリオン)ポルおばさんが知らせてきた。
 都市から警戒の叫びが起こり、外壁上の武装した兵たちが胸壁を走ってジャーヴィクショルムの海側へ急ぐのが見えた。「用意はいいか?」ガリオンはふたりの友人にささやいた。
「やろう」シルクのはりつめた声が言った。
 ガリオンはたちあがって、神経を集中した。流れ込む空気のようななにかを吸い込んで、意志を一点に集中した。全身がちくちくするような感覚におそわれたころ、巨大な力が内部にわきあがってきた。ガリオンは予言の青い炎を隠すためにいままで鞘におさめてあった鉄拳の剣を、表情ひとつ変えずにぬきはなった。〈珠〉が嬉々として燃え上がった。「さあ、行くぞ」くいしばった歯のすきまからかれはつぶやいた。ガリオンは剣を門にねらいさだめた。百ヤードの距離が厳然と剣と門をへだてている。「開け!」と命じると、握りしめた意志が剣にむかってなだれこみ、その燃える先端までかけあがった。
 ガリオンはひとつだけ、役にたちたいという〈珠〉の願望を見落としていた。ジャーヴィクショルムの門をうちやぶった力は、控え目に言っても、ものすごかった。門を形作っていた丸太はあとかたもなく消滅し、あとになって五マイルも離れたところで、タールの臭いのする門の破片がみつかった。門の土台だった頑丈な石壁もばらばらに吹き飛び、ばかでかいごつごつしたたくさんの岩がまるで小石のように空を飛んで、都市から遠く離れた港や入り江につっこんだ。ジャーヴィクショルムの後ろの外壁は大部分が崩壊して瓦礫の山と化した。その音たるや耳がおかしくなるほどだった。
「おお!」バラクはおどろきの声をあげて、ほぼ壊滅した門をながめた。
 つかのま肝をつぶしたような静寂が漂い、やがてわれにかえったように森のはずれから怒号がわきおこった。ヘターとマンドラレンがリヴァとチェレクの軍勢を率いて、呆然自失の都市になだれこんだ。
 それは戦士たちの言う後味のいい戦闘ではなかった。熊神教の兵力を形成していたのは、全部が全部屈強な男たちではなかったからだ。老人、女、子供たちもふくまれていた。信仰の異常なほどの熱狂ぶりのために、都市に乱入した戦士たちは、正常な精神状態にあったならば死をまぬがれただろう人々をしばしば殺さざるをえないはめになった。夕方近くには、ごくひとにぎりの抵抗集団がジャーヴィクショルム北西の地区に残るだけとなり、残りの都市の大半は炎に包まれていた。
 ガリオンは煙と殺人になかば気分が悪くなりながら、燃えさかる都市をよろめくようにひきかえして、崩れた外壁を越え、広い平地に逃げだした。疲労と吐き気でぐったりしながらしばらく歩きまわっていると、シルクにでくわした。小男は大きな岩にいごこちよく腰をおろして、崩壊する都市をなにくわぬ顔でながめていた。「ほぼ完了だな?」シルクはたずねた。
「だいたいね」ガリオンは答えた。「連中が握っている建物は数えるほどしかない」
「どうだった?」
「おぞましいよ。老人や女子供がたくさん殺された」
「そういうことも起きるさ」
「アンヘグは生存者をどうするつもりか言ってたかい? 殺すのはもういいかげんにしたほうがいいと思うんだ」
「口では言いにくいな」シルクは答えた。「しかし、われらがチェレクのいとこたちはときとして、いささか残酷になりがちだからね。一両日中に、きみなら見たくはないようなことが起こりそうだ」シルクは森のはずれを指さした。そこではチェレクの兵が集まってなにかにとりかかっていた。長い棒がもちあげられ、地面につきたてられた。棒のてっぺんに十字がとりつけられて、ひとりの男が両腕をひろげてその十字にしばりつけられた。
「やめろ!」ガリオンはさけんだ。
「おれならだまってるな、ガリオン」シルクは忠告した。「なんといってもここはアンヘグの王国なんだし、アンヘグが適当だと思ったら、どんなやりかたでも裏切り者や犯罪者をさばくことができるんだ」
「そんなの野蛮じゃないか!」
「まあそうだ。だが、言ったように、チェレク人には生まれつき野蛮なところがあるんだよ」
「しかし、捕らえた者にまず質問をすべきじゃないか?」
「そっちはジャヴェリンがやってる」
 夕日の投げる最後の赤らんだ光のなかにいる一群れの兵士たちをガリオンは凝視した。こみ上げる吐き気と戦いながら、かれは言った。「それにしてもあれはやりすぎだ。いますぐやめさせてくる」
「おれならほっとくね、ガリオン」
「うわッ、なんてことを――こうしちゃいられない、女性を十字架にかけはじめた!」
「なんだって?」シルクがふりかえって兵士たちを見つめた。とたんに小男の顔から血の気がひき、かれははじかれたように立ちあがった。ガリオンは芝の上をかけだしたシルクにつづいた。「気でもちがったのか?」シルクはドラスニア諜報部のやせた部長にはげしくつめよった。ジャヴェリンは兵士の一団の中央で粗末なテーブルに平然とすわっていた。
「どうかしたのか、ケルダー?」
「たったいまだれを十字架にかけたのかわかってるのか?」
「もちろんだ。わたしが自分で尋問したんだ」ジャヴェリンの指が退屈そうに動いたが、シルクはテーブルの正面に立ってやせた男の手をガリオンの目からさえぎった。
「彼女をあそこからおろせ!」シルクの声はなぜだかいまにも爆発しそうだった。
「よけいなお世話だ、ケルダー」ジャヴェリンは言った。「口だしはしないでくれ」そばに立っているがっしりしたチェレクの兵をふりかえってそっけなく言った。「ケルダー王子とリヴァの王がお帰りになる。お送りしてくれ。ここからすくなくとも四分の一マイル離れたところにいたほうがいいだろう」
「殺してやる」その場をあとにしながら、シルクはいきまいた。「おれのこの両手であいつの息を根をとめてやる」
 しかしジャヴェリンからかなり離れた場所へかれらを連れてきた兵士が冷酷な仕事をしにひきかえして行くと、小男はたちどころに落ち着きをとりもどした。
「どういうことなんだ?」ガリオンはたずねた。
「ジャヴェリンが十字架にかけた娘はかれ自身の姪のリセルなんだ」シルクはばかに静かな声で答えた。
「まさか!」
「おれはリセルを子供のときから知っていた。ジャヴェリンはあとで説明すると約束したよ。しかし納得のいく説明じゃなかったら、はらわたをえぐりだしてくれる」シルクは真珠色の上着の下から長めの短剣をとりだして、親指で切れ味を試した。
 すっかり日が暮れたころ、ジャヴェリンが彼らを。「ああ、そんなものはしまってくれよ、ケルダー」シルクの短剣を見て、かれはうんざりしたように言った。
「すぐにでも必要になるかもしれないんだ」シルクは答えた。「話してみろよ、ジャヴェリン。じゅうぶん納得のいくように話したほうがいいぜ、さもないとその足のあいだにはらわたの山を作ることになるぞ」
「動転しているようだな」

2016年11月 7日 (月)

ガリオンは文字どおりふたり

「では、したがわねばなりません。はい、マンドラレン卿――心から」
「上出来だ」ガリオンはきびきびと両手をこすりあわせた。「立って、マンドラレン、下の教会へ行こう。牧師を見つけて、夕飯までにこれを正式なものにしてしまうんだ」
「まさかそのようにお急ぎになるのではあ優悅 避孕りますまいね、陛下」ネリーナがあえぐように言った。
「じつは、そうなのだ。リヴァへ戻らなくてはならないし、きみたちふたりが無事結婚するまではここを発つつもりはないからな。だれか見張るものがいないと、アレンディアではすぐ状況がおかしくなる」
「このような格好では困りますわ、陛下」ネリーナは黒い喪服をみおろした。「黒い服のままわたくしを結婚させるようなことはなさらないでくださいませ」
「それにわたしもです」マンドラレンも抗議した。「まだ鎧兜をつけたままだ。こんななりで結婚すべきではありません」
「ぼくはきみたちがなにを着ていようといっこうにかまわない」ガリオンは言った。「肝心なのは中身であって、外側じゃない」
「でも――」ネリーナはためらった。「ベールさえつけておりませ避孕 藥 副作用んわ」
 ガリオンは彼女を長々と凝視した。それから、さっと部屋を見まわし、そばのテーブルからレースの花瓶敷をとりあげ、ネリーナの頭にかぶせた。「とてもいい。これ以上のものは思いつけないくらいだ」
「指輪は?」レルドリンがためらいがちに言った。
 ガリオンはふりかえってレルドリンをにらんだ。「きみまでそういうことを言うのか?」
「指輪はどうしたって必要ですよ、ガリオン」レルドリンは弁解ぎみに言った。
 ガリオンはしばらく考えてから、意識を集中して、宙から飾りけのない金の指輪をとりだした。「これでいいか?」ふたりにそれをさしだしながらたずねた。
「付き添いはありませんの?」ネリーナが小さく声をふるわせてきいた。「貴族の女が勇気とはげましを与えてくれる適当な地位の介添え役もなしに結婚するなんて聞いたこともございませんわ」
「だれかをつかまえてこい」ガリオンはレルドリンに命じた。
「だれを選べ口服 避孕 藥ばいいんです?」レルドリンはとほうにくれてきいた。
「だれでもかまわないよ。高貴な生まれの淑女を教会まで連れてくるんだ――髪の毛をひっぱってでもだ」
 レルドリンはあわててとびだしていった。
「ほかになにか?」ガリオンは忍耐がつきかけていることを示す険悪な口調でマンドラレンとネリーナにたずねた。
「花婿には親しい友人が付き添うことが習慣なんですが、ガリオン」マンドラレンが言った。
「レルドリンがいるじゃないか。ぼくもいる。ぼくたちがいるからには、気絶することも逃げ出すこともゆるさないからな」
「小さな花束を持てないでしょうか?」ネリーナが訴えるように言った。
 ガリオンは彼女を見て、「いいとも」と心とは裏腹のおだやかな口調で言った。「片手をだして」かれはユリをつくりだした――あっというまになにもない空中からユリをとりだして、びっくりしている女性の手につぎつぎにのせていった。「この色でいいかな、ネリーナ? よかったら、色を変えることもできるよ――紫だろうと、薄緑だろうと、きみに似合う明るい青だろうと」
 しばらくしてからようやくガリオンはきりがないことに気づいた。かれらはできるかぎり、次から次に異議をとなえつづけた。ふたりそろっておおいなる悲劇のまっただなかの生活に慣れきってしまっていたので、その悲嘆にくれた娯楽をおいそれとあきらめる気にならなかった――なれなかった――のだ。当然、その解決はひとえにガリオンにかかっていた。それがいささかオーバーであるのはわかっていたが、ふたりの精神的能力を考慮して、ガリオンは剣を抜いた。「これからみんなで教会へ行く」かれは宣言した。「そしてきみたちふたりは結婚するんだ」こっぱみじんになったドアを剣で示し、「さあ、行くぞ!」と命令した。
 というわけで、大悲恋の物語のひとつはついにハッピー?エンドにこぎつけた。マンドラレンとネリーナはその日の午後に結婚し、の上に立って、土壇場で支障が起きないように燃える剣をふりかざした。
 ガリオンは自分自身にも、物事を処理したやりかたにも、おおむね満足だった。かれは自己満足にひたりながら、翌朝リヴァへひきかえした。

2016年8月31日 (水)

ベルガラスはそっけな

「われわれの目的にとってはという意味で言ったのだ」老人は答えた。「トラクの祭壇に人々はよりつこうとしないし、われわれとしても誰にも来てほしくないのだからな」
 三人は木立の前で馬を降りた。ベルガラスはさっそくパンと干し肉を求めて、荷物のひとつをかきまわした。ガリオンは不思議な放心状態におちいっていた。くたびれ果てていたので、その疲労感が頭を鈍らせていたのかもしれなかった。ガリオンは湿った芝生の上を、のろのろと祭壇に向かって歩きはじめた。用途を考えないようにしながら、かれの目はひたすらたん念にその特徴をたどった。黒ずんだ石の塊は、空き地の中央にでんと置かれ、淡い夜明けの光に影すら落としていなかった。それはたいそう古びた祭壇で、あきらかに最近使われた気配がなかった。石の細かい穴につまった染みは歳月を経て黒ずみ、まわりに散らばる人骨はなかば地中に埋まりかけ、青緑色の苔に覆われていた。一匹のクモが、苔むした頭蓋骨の眼窩に向かってちょこちょこ走り去った。まるでうつろな暗黒の広間に避難所を求めているのようだった。骨の多くは破損し、死肉ならなんでも食らう森の腐食動物たちの小さな鋭い歯型を残していた。変色した安っぽい銀のブローチが、鎖を背骨に絡ませたまま放置され、それほど離れていないところに錆で真っ青に染まった真鍮製のバックルが、腐敗しかけた革にくっついていた。
「ガリオン、そんなものに近づくんじゃない」シルクが声に嫌悪感をにじませて言った。
「でも、ぼくにとってはこれが慰めになるんだよ」ガリオンは、祭壇と骨を依然としてみつめながら、静かな口調で答えた。「これを見ている間は恐怖のことを忘れていられるからね」背を伸ばしたとたん、巨大な剣が背中で揺れ動くのを感じた。「本当にこんなことをする必要があるとは思えない。たぶん、誰かが何かをやるべきときなのかもしれない」
 振り向くと、そこに老いた鋭い目を細めたベルガラスがいた。「やっとその気になってくれたかね」魔術師は言った。「さあ食事をして少しばかり寝ることにしよう」
 かれらは間にあわせの朝食をしたため、馬を杭につなぎ、空き地の縁の茂みで毛布にくるまった。グロリム僧の祭壇や、それを見たことで生まれたある決意を考える暇もなく、ガリオンは眠りに落ちていた。
 次に目を覚ましたときは正午近くになっていた。頭の中で聞こえるかすかな話し声が、ガリオンを眠りから引き戻したのである。かれは慌てて起き上がり、眠りを妨げた元凶をつきとめようとしたが、森や焼け跡の枯れた藪にも何らの脅威は感じられなかった。さほど離れていないところで青い夏の空を見あげて立つベルガラスの姿があった。青い筋の入った巨大な鷹が、空中を旋回していた。
(いったいここで何をしておるのだ)老人はこの質問を口には出さず、空に向かって心でたずねかけるように言った。鷹は空き地に向かって旋回しながらおりてきた。祭壇をよけるように羽を広げ、草地の上に着地した。燃えるような黄色い目がじっとベルガラスを見ていたかと思うと、鳥の姿がゆらめき、ぼやけ始めた。ゆらめきがおさまると、そこには不格好な魔術師ベルディンの姿があった。この前会ったときと同じように、相変わらずみすぼらしく、垢じみて、不機嫌だった。
「まったくまだここまでしか来ておらんとは何ごとだ」かれはベルガラスに非難がましい声で言った。「いったいこれまで何をしていたんだ。道中の居酒屋にいちいち立ち寄っていたわけではあるまいな」
「少しばかり予定が遅れたのだ」ベルガラスは落着きはらった口調で答えた。
 ベルディンは不機嫌な表情で鼻を鳴らした。「いつまでもぐずぐずしていると、クトル?ミシュラクへはあと一年かかるぞ」
「われわれはちゃんと着くさ、ベルディン。おまえは心配し過ぎるぞ」
「誰かがそいつをしなきゃならんのさ。知ってるかとは思うが、おまえたちは追跡されているぞ」
「やつらはどれくらい後ろにいる?」
「五リーグかそこいらだな」
 ベルガラスは肩をすくめた。「それだけ離れていれば十分さ。われわれがモリンドランドに入る頃には連中も諦めるだろう」
「諦めなかったらどうする気だ」
「最近、ポルガラといっしょにいなかったかね」い口調で言った。「わしはその〝もし何々だったら?の世界とはおさらばしたつもりだったが」
 ベルディンは肩をすくめた。背中のこぶが動作をいっそう奇怪なものに見せた。「ポルガラに先週会ったが、あいつはなかなかおまえの興味を惹きそうな計画をたてていたぞ」
「〈谷〉へ来たのか?」ベルガラスは驚きの入りまじった声を出した。

2016年6月14日 (火)

た近田さところ

 星子さん、僕は今、ヒルトン?ベイ?ホテルにいる。とても有名なホテルだ。

 窓を開けると海が見える。でも見えるのは幻の海なのか中醫師もしれない。

 僕は32歳になった。昨夜、再び創価学会に完全にカムバックしようと誓った僕だ。

 でもカムバックは容易じゃない。今まで3年間の不十分な避孕方法カムバックのままの状態が続くのかもしれない。

 10月3日、母の誕生日だった、冬子さんは夜9時ごろ、僕の長崎の実家に電話をして母に誕生日おめでとうございますなどとお喋りした。僕は今日は当直で冬子さんからはそのことを病院から冬子さんに電話を掛けて知った。僕が母の誕生日が今日であると午後になって気付き、冬子さんに電話した。冬子さんは戸籍にそのように書いてあったみたいだったのを忘れていたと後悔しながら何かを贈ろうと自分に言ったが、父の場合は父の日も含めて父が大好きなお酒を贈らなければならな避孕 藥 副作用いが、母のときにはしなくてよくて、いつもしていないことが多いことを告げた。

『今、姪浜の電車の中なの。今日、天神に出たら友達と出会って、そしてこんなに遅くなったの。今日は実家はもう遅いから鍵が掛かっているかもしれないから実家には帰りません』

 僕が今日は実家に帰るように言っていたが冬子さんはあまり実家に帰っていると帰りすぎると言われるのであまり帰りたくないと言っていた。

 9月2日にお互いの家族だけの会食を唐津のホテルで行い、それが結婚式代わりになった。僕の方からは父と母だけだった。冬子さんの方からは冬子さんの両親と長男と次男夫婦が来た。土曜日、仕事が終わってから近田さんにやるパソコンを2台クルマに積み、近田さんにそれを届けて父と母の居る実家に帰ったのは夜の1時を回っていた。それからお酒を飲みながら母が造った豪華な料理を食べて風呂に入って寝た。朝は8時半に出掛けた。高速を通り、しかし降りる予定だった多久のインターチェンジを見逃し、次の佐賀大和で降り、三瀬峠を越えて、結局20分ほど遅れて11時20分に冬子さんの家に着いた。結納のときを20分遅れた。

 そして1時から取ってある唐津のホテルへと遅れながら向かった。その唐津のホテルは冬子さんがよく友だちと一緒に温泉と食べ放題のバイキングに来ているホテルだった。料理が次々と運ばれてきた。いつもはたくさん食べる僕は昨夜、夜の1時頃、たくさん食べたのがまだお腹の中にあり、いつものようにはとても食べきれなかった。

 4時頃、予定より1時間遅れてお開きとなり、僕は父と母をいつものようにクルマの後部座席に乗せて長崎へと向かった。高速へは東彼杵から多良見まで乗っただけだったが、2時間半で実家まで帰ってきた。それからまへパソコンを持ってゆき、近田さんのところで時間を潰してしまい、夜12時頃、前原の今度から冬子さんと一緒に住むアパートに着いた。帰りはものすごい雨だった。2回、対向車に水を打ちかけられて前方の視界が全く効かなくなった。

 僕は月曜の朝は自分一人で起き、病院へ仕事に行った。

2016年5月19日 (木)

味な背景画

    私もなるべく暇をみつけて手紙を書くように心懸けてはいるのですが、便箋を前にするといつもいつも私の気持は沈みこんでしまいます。この手紙も力をふりしぼって書いています。返事を書かなくちゃいけないとレイコさんに叱られたからです。でも誤解しないで下さい。私はワ三日兩夜自由行タナベ君に対して話したいことや伝えたいことがいっぱいあるのです。ただそれをうまく文章にすることができないのです。だから私には手紙を書くのが辛いのです。

    ミドリさんというのはとても面白そうな人ですね。この手紙を読んで彼女はあなたのことを好きなんじゃないかという気がしてレイコさんにそう言ったら、あたり前じゃない、私だってワタナベ君のこと好きよということでした。私たちは毎日キノコをとったり栗を拾ったりして食べています。栗ごはん、松茸ごはんというのがずっとつづいていますが、おいしくて食べ飽きません。しかしレイコさんは相変わらず小食で煙草ばかり吸いつづけています。鳥もウサギも元気です。さよなら」

    *

    僕の二十回目の誕生日の三日あとに直子から僕あての小包みが送られてきた。中には葡萄色の丸首のセーターと手紙が入っていた。

    「お誕生日おめでとう」と直子は書いていた。「あなたの二十歳が幸せなものであることを祈っています。私の二十歳はなんだかひどいもののまま終ってしまいそうだけれど、あなたが私のぶんもあわせたくらい幸せになってくれると嬉しいです。これ本当よ。このセ1064激光嫩膚ーターは私とレイコさんが半分ずつ編みました。もし私一人でやっていたら、来年のバレンタインデーまでかかったでしょう。上手い方の半分が彼女で下手な方の半分が私です。レイコさんという人は何をやらせても上手い人で、彼女を見ていると時々私はつくづく自分が嫌になってしまいます。だって私には人に自慢できることなんて何もないだもの。さようなら。お元気で」

    レイコさんからの短いメッセージも入っていた。

    「元気あなたにとって直子は至福の如き存在かもしれませんが、私にとってはただの手先の不器用な女の子にすぎません。でもまあなんとか間にあうようにセーターは仕上げました。どう、素敵でしょう色とかたちは二人で決めました。誕生日おめでとう」

    十

    一九六九年という年は、僕にどうしようもないぬかるみを思い起こさせる。一歩足を動かすたびに靴がすっぽり脱げてしまいそうな深く重いねばり気のあるぬかるみだ。そんな泥土の中を、僕はひどい苦労をしながら歩いていた。前にもうしろにも何も見えなかった。ただどこまでもその暗い色をしたぬかるみが続いているだけだった。

    時さえもがそんな僕の歩みにあわせてたどたどしく流れた。まわりの人間はとっくに先の方まで進んでいて、僕と僕の時間だけがぬかるみの中をぐずぐずと這いまわっていた。僕のまわりで世界は大きく変ろうとしていた。ジョンコルトレーンやら誰やら彼やら、いろんな工作椅人が死んだ。人々は変革を叫び、変革はすぐそこの角までやってきているように見えた。でもそんな出来事は全て何もかも実体のない無意にすぎなかった。僕は殆んど顔も上げずに、一日一日と日々を送っていくだけだった。僕の目に映るのは無限につづくぬかるみだけだった。左足を前におろし、左足を上げ、そして右足をあげた。自分がどこにいるのかも定かではなかった。正しい方向に進んでいるという確信もなかった。ただどこかに行かないわけにはいかないから、一歩また一歩と足を運んでいるだけだった。

2016年4月20日 (水)

んも彼女もし

    おいキズキ、と僕は思った。お前とちがって俺は生きると決めたし、それも俺なりにきちんと生きると決めたんだ。お前だってきっと辛かっただろうけど、俺だって辛いんだ。本当だよ。これというのもお前が直子を残して死んじゃったせいなんだぜ。でも俺は彼女を絶対に見捨てないよ。何故なら俺は彼女が好きだし、彼女よりは俺の方が強いからだ。そして俺は今よりももっと強くなる。そして香港美食之都成熟する。大人になるんだよ。そうしなくてはならないからだ。俺はこれまでできることなら十七や十八のままでいたいと思っていた。でも今はそうは思わない。俺はもう十代の少年じゃないんだよ。俺は責任というものを感じるんだ。なあキズキ、俺はもうお前と一緒にいた頃の俺じゃないんだよ。俺はもう二十歳になったんだよ。そして俺は生きつづけるための代償をきちっと払わなきゃならないんだよ。

    「ねえ、どうしたのよ、ワタナベ君」と緑は言った。「ずいぶんやせちゃったじゃない、あなた」

    「そうかな」と僕は言った。

    「やりすぎたんじゃない、その人妻の愛人と」

    僕は笑って首を振った。「去年の十月の始めから女と寝たことなんて一度もないよ」

    緑はかすれた口笛を吹いた。「もう半年もあれやってないの本当」

    「そうだよ」

    「じゃあ、どうしてそんなにやせちゃったの」

    「大人になったからだよ」と僕は言った。

    緑は僕の両肩を持って、じっと僕の目をの韓國 泡菜ぞきこんだ。そしてしばらく顔をしかめて、やがてにっこり笑った。「本当だ。たしかに何か少し変ってるみたい、前に比べて」

    「大人になったからだよ」

    「あなたって最高ね。そういう考え方できるのって」と彼女は感心したように言った。「ごはん食べに行こう。おなか減っちゃったわ」

    我々は文学部の裏手にある小さなレストランに行って食事をすることにした。僕はその日のランチの定食を注文し、彼女もそれでいいと言った。

    「ねえ、ワタナベ君、怒ってる」と緑が訊いた。

    「何に対して」

    「つまり私が仕返しにずっと返事を書かなかったことに対して。そういうのっていけないことだと思うあなたの方はきちんと謝ってきたのに」

    「僕の方が悪かったんだから仕方ないさ」と僕は言った。

    「お姉さんはそういうのっていけないっていうの。あまりにも非寛容で、あまりにも子供じみてるって」

    「でもそれでとにかくすっきりしたんだろう仕返しして」

    「うん」

    「じゃあそれでいいじゃないか」

    「あなたって本当に寛容なのね」と緑は言った。「ねえ、ワタナベ君、本当にもう半年もセックスしてないの」

    「してないよ」と僕は言った。

    「じゃあ、この前私を寝かしつけてくれた時なんか本当はすごくやりたかったんじゃない」

    「まあ、そうだろうね」

    「でもやらなかったのね」

    「君は今、僕のいちばん大事な韓國 泡菜友だちだし、君を失いたくないからね」と僕は言った。

    「私、あのときあなたが迫ってきてもたぶん拒否できなかったわよ。あのときすごく参ってたから」

    「でも僕のは固くて大きいよ」

    彼女はにっこり笑って、僕の手首にそっと手を触れた。「私、少し前からあなたのこと信じようって決めたの。百パーセント。だからあのときだって私、安心しきってぐっすり眠っちゃったの。あなたとなら大丈夫だ、安心していいって。ぐっすり眠ってたでしょう私」「そうしてね、もし逆にあなたが私に向っておい緑、俺とやろう。そうすれば何もかもうまく行くよ。だから俺とやろうって言ったら、私たぶんやっちゃうと思うの。でもこういうこと言ったからって、私があなたのことを誘惑してるとか、からかって刺激してるとかそんな風には思わないでね。私はただ自分の感じていることをそのまま正直にあなたに伝えたかっただけなのよ」

    「わかってるよ」と僕は言った。

    我々はランチを食べながら課目登録のカードを見せあって、二つの講義を共通して登録していることを発見した。週に二回彼女に顔を合わせることになる。それから彼女は自分の生活のことを話した。彼女のお姉さばらくのあいだアパート暮しになじめなかった。何故ならそれは彼女たちのそれまでの人生に比べてあまりにも楽だったからだ。自分たちは誰かの看病をしたり、店を手伝ったりしながら毎日を忙しく送ることに馴れてしまっていたのだ、と緑は言った。

2016年3月23日 (水)

可能な限り配置

柏特別支援学校は1981年の開校。当初は生徒数約100人でしたが、人口増とともに年々増加し、現在では約260人にまで膨らんでいます。当初の22教室のままでは足らなくなり、プレハブを建てたり、会議室や資料室をはじめ図工室や技術室などの特別教升降桌室を普通教室に転用しています。

 当初50人だった教職員も今は122人まで増え、半数の方は職員室に机を置くことができず、3人掛けの長机で執務をしてらっしゃるという事態になっています。

 また、特別支援学校自体が不足しており、船橋市などHKUE ENGでは1時間半以上かけてバス通学する生徒もいると聞きました。

 私の質問に下村大臣は「私も、国会日程が許されれば、4月以降、特別支援学校等の現地視察に行ってまいりたいと思います」と答弁。

 その答弁通り、6月11日柏特別支援学校を天然狗糧視察したと12日付千葉日報県西版で報道されました。

 3月の質問で私は、慢性的な施設不足の状況を打開するためには廃校や余裕教室を改修する場合の国庫補助を3分の1から2分の1に引き上げることが必要だと訴え、新増設する場合には国庫負担を2分の1から3分の2にかさ上げするよう要望しました。

 同時に非正規職員が15%も占めていることを指摘して、正規職員の増員を求めました。
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 下村大臣は、正規職員について「するのが望ましい」としましたが、国庫負担引き上げには財政上の理由から難色を示していました。

2016年3月11日 (金)

夜半の浜辺を歩


この能の中で演じられるのは、く二人の若い海女。
そして、一夜の宿を願った搬屋旅の僧。
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二人の海女(実は亡霊)は、遠い昔のことを静かに旅の僧に語っていく。
須磨に蟄居を命じられた在原行平と、この浦で出逢いがあり、
楽しく過ごしたその時の、儚(はかな)く終わった淡い恋物語を、夜半の月の中で、
訥々と、旅の僧清邁旅遊に語る。
そして、
二人は静かに海に帰っていく、、。

日本研究者として知られ、
さきごろ、残りの人生を日本で終わることを決めたドナルド・キーン氏は、
この演目に魅かれ、これほど優れた文学作品はないとまで言っているのを眼にしたことがある。
彼が心に描いた『松風』の砂浜は、このような月を背にしたものだったのだろうか?

私に幻想を抱かせた今日の月、
その月は、ここから見える阿保親王の塚とされる小高い丘からのぼっていくものだった。

奇し廣州長隆くも
海女が恋しい思いを募らせた在原行平は、阿保親王の第一子。
というタイトルで英語のディスカッションをすることになったということで、
あわてて当方に来た人がいる。
「何かヒントになるものは、ありませんか?」ということらしい。
こちらも、つい、そんなことを面白がるところがあり、駆け込み話に乗ってしまった。

未来の10年を探る前に、10年前に思いを馳せてみる。
9・11が、ちょうど10年前。
あれから何が変わっただろうかと思ってみると、ある面、何も変わらなかったとも言える。
日本では、コロコロ総理大臣が変わったり、全世界でも政治的な混迷ばかりが目立つ。

ふと、それに気づき、
暫し、遠い綾に思いを馳せてみると、
潮騒の音が、耳のどこかにこだましているのを感じる、、。

2016年3月 1日 (火)

わたしたちに教え


「まずまずだな。サラク王がこんな南のほうまで来ていないのは、どうやら間違いないようだ。ベヴィエが読んで知っている以上に、ペロシアやデイラでもかなり戦闘があったらしい」
「次はどうNespresso Pixie Clips咖啡機する」
「ペロシアのバレルという街へ行って、バードという皮なめし職人の話を聞く。この男がサラク王のことを知らなくても、知っていそうな別の人間を教えてくれるだろう。ティニアンはどうだ」
「まだ眠ってる。ベヴィエは目を覚まして、セフレーニアがスープを飲ませた」
「いい兆候だ。セフレーニアと話をするから、いっしょに来てくれ。天気もよくなったことだし、もう移動しても大丈夫だろう」
 二人は教母の天幕に入り、スパーホークはワトから聞いた話をくり返した。
「それは悪くない手ですね。バレルまでの距離はどのくらいです」
「タレン、地図を持ってきてくれないか」
「どうしておいらが」
「わたしが頼んでいるからだ」
「わかったよ」
「地図だけだぞ。ほかのものを荷物の中から出すんじゃない」
 少年が戻ってくると、スパーホークは地図を広げた。
「なるほど。バレルは湖の北の端ですね。ペロシア国に入ってすぐのところだ。十リーグくらいでし曼谷旅遊ょうか」
「あの馬車はあまりスピードが出ません」クリクが口をはさむ。「怪我人のことを思えば、あまり揺れないようにする必要もあります。二日はかかると見るべきでしょう」

「バレルまで行けば医者を探すこともできます」とセフレーニア。
「馬車は必要ありませんよ」ベヴィエは強がってそう言ったが、顔色は蒼白で、激しく汗をかいている。「ティニアンもだいぶよくなりましたし、カルテンとわたしは大した怪我ではありません。馬で行けます」
「わたしがいいと言うまではだめだ」スパーホークが言った。「わずかな時間を節約するために、きみの命を賭けることはできない」天幕の出入口から外を覗き、「そろそろ暗くなってきた。今夜はぐっすり眠って、明日の朝一番に出発することにしよう」
 カルテンがうめいて、苦しそう釜山自由行に身体を起こした。
「そいつはいい。そうと決まれば、今夜の夕食はどうする」
 食事を終えたあと、スパーホークは焚《た》き火のそばに腰をおろした。むっつりと炎を見つめていると、セフレーニアがやってきた。
「どうかしたのですか、ディア」
「落ち着いて考えてみると、これは何とも迂遠な方法なんじゃないでしょうか。この先二十年も老人の昔語りを聞きまわって、ペロシアとデイラを放浪することになるかもしれない」
「わたしはそうは思いません。ときどき予感があって――ちらりと未来が見えることがあります。わたしたちは正しい道を進んでいると思います」
「予感ですか」スパーホークが面白がるような顔になる。
「本当はもう少し強いものなのですが、エレネ人にもわかるように言えば、そういうことです」
「未来のことがわかると言うのですか」
 教母は笑った。
「とんでもない。それができるのは神々だけです。それさえ完壁なものではありません。わたしにわかるのは、せいぜいある方法が正しいか正しくないかといった程度のことです。今度のことは正しいという感じがするのですよ。それにもう一つ、アルドレアスの亡霊が言っていたことがあります。ベーリオンが隠された場所から顕《あら》われる時が近づいている、と。ています。わたしたちには想像もつかないやり方で、ものごとを自在に操ることができるのです。ベーリオンがわたしたちに見出されたいと望むなら、地上のいかなる力もそれを妨げることはできません。ペロシアやデイラの昔語りたちは、忘れていたと思っていたことを、それどころか知らなかったはずのことまで、てくれることでしょう」
「それはいささか神秘めいていませんか」
「スティリクム人は神秘的なのですよ。知っていると思っていましたが」
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2016年2月23日 (火)

できになります

「金なんていつでも盗めるし、あの人と子供たちはおいらより金を必要としてたからね。何度か飢えた経験があって、どんなものだかよく知ってるんだ」
 カルテンが鞍の中で身を乗り出し、スパーホークにささやいた。
「どうだい、こいつにも望みはありそうじゃないか」
「断定するのはまだ早い」
「とりあえずは第一歩だ」
 川の対岸のじめじめした森には、緑の葉のついた大枝を低く垂らす苔《こけ》むした杉の古木が林立していた。その中を縫う道はほとんどそれとわからないくらいだ。
「どうです」スパーホークはセフレーニアに尋ねた。
「いますね。見張っています」
「村に近づいたら、みんなどこかに隠れてしまうんじゃないですか」
「おそらく。スティリクム人は武装したエレネ人を信用していません。でもせめて何人か、説得して出てきてもらうことはできるでしょう」
 いかにもスティリクム人の村らしく、村の外観はぱっとしなかった。藁葺《わらぶ》き屋根の小屋が林間地にばらばらに散らばり、街路といえるようなものはない。セフレーニアが予見したとおり、村に人影はなかった。小柄な教母は身をかがめて、スパーホークにはわからないスティリクム語の方言でフルートに話しかけた。少女はうなずき、笛を上げると吹きはじめた。
 最初は何も起こらなかった。
「木陰に何か見えたような気がする」しばらくするとカルテンが言った。
「臆病なんだね」とタレン。
「無理もないんだ。エレネ人にはひどいことをされてきてるんだから」
 フルートは吹きつづけた。ややあって、晒《さら》していない手織りのスモックを着た白髭の老人が、おずおずと森の中から現われた。老人は胸の前で手を合わせ、うやうやしくセフレーニアに一礼してからスティリクム語で話しかけた。次にフルートを見て目を丸くし、こちらにも一礼した。少女はいたずらっぽい笑みを返した。
「ご老人、エレネ人の言葉はおか」セフレーニアが尋ねた。
「多少は親しんでおります」
「けっこう。この騎士たちが少しお聞きしたいことがあるそうです。そのあとわたしたちは村を去って、それ以上のご迷惑はおかけしません」
「できる限りお答えいたしましょう」
 スパーホークは質問をはじめた。

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